意外と身近な梅毒

妊娠初期の血液検査について書いてきております。

血液型について
不規則抗体について
血算について
トキソプラズマについて
サイトメガロウイルスについて
TORCH症候群について

次は
TORCH症候群にも含まれる

梅毒について。
ばいどく。

聞いたことがある人も多いのでは。
いや、関わらないから知らないのか?

こちらも妊娠初期血液検査での
スクリーニングに入っています。


梅毒トレポネーマ
の感染によって起こる
性感染症です


HIVとかB型肝炎とかと同じように
性交渉で伝染する病気なので
身近っちゃ身近。

トレポーマって何やねんって思いますが
細菌の一種で、細長いらせん状の形をしています。

昔は治療法もなく患者数は多かったのですが
ペニシリンの発明により激減しましたが
先進国で再び増加傾向にあるとのこと。

日本では2017年の患者数は5,770人。
44年ぶりに5千人を超えたとか。
思いっきり増加しております。
東京でダントツに多いようです。
男性は20〜40代、女性では20代に多く
若者の間での感染が問題になっています。

昔の病気だと思っていたら、
身近にありまっせ…


梅毒は性感染症ですが
母体が梅毒にかかっていると
胎児にも感染します。(経胎盤感染)

そんでもって
放置していたら
流産・死産、発育不良などの原因となります。

ぎゃーこわい!

しかし、幸い治療法はあるので
早期に治療すれば
胎児への感染予防が期待できます。

梅毒が胎盤を通過するのが
妊娠16週から20週以前といわれているので
妊娠初期の血液検査で梅毒のスクリーニングをします。

(診断では、STS法やらTPHA法など使用しますが
詳しく話すとややこしいので省略しますw)

そして感染が分かったら、治療!!

治療法は単純明快、
ペニシリン治療です。
細菌をやっつける、抗菌薬の1つです。

基本的に経口内服です。
内服期間は、感染時期にもよりますが
2〜12週間くらいです。

梅毒検査で陽性だった妊婦に対して
ペニシリン治療をすることで
98.2%の児の先天梅毒が予防できるといわれています。
これは大きい。

この病気も
母体が感染していたら症状があるんじゃないの?
って思うかもしれませんが
無症状で気づかないことも。

梅毒は、
感染すると約3週間は無症状(潜伏期間)で
陰部が局所的に硬結したりしますが
放置しても2〜3週間で症状は消えます。
その後3カ月間ほど無症状で、
さらに3カ月〜3年にわたって梅毒独特の発疹(バラ疹)などが出てきたり。
その後、多くは無治療でも自然に症状が消退しますが、
さらにひどい症状(ゴム腫や大動脈炎、進行麻痺など)が出てくることも。

人によって、初めから全く症状がない場合もあります。

このように、
症状がない時期があるのが特徴で
妊娠する数年前から
気づかぬ間に感染していた!なんてことはあり得ます。

症状がなくても感染力はあるので
妊婦は平気でも
胎児に感染しちゃってたら大変です。

なので妊娠初期での検査は大切!

ていうか、
そもそも性感染症のおそれがある
ハイリスクな性交渉はしないのが原則ですが
心当たりがあれば
妊娠、非妊娠に関わらず
検査しときましょう。
保健所とかで無料でできますので。

心当たりがなくても
やっといて損はありません。

そしてもし感染がわかれば
パートナーの梅毒検査も!!


私も血液検査の結果を見たあとは
夫に「梅毒、かかってなかったよ!」と報告。

「いや、かかってたら困るから」
と冷静に返されました。

別に心当たりはありません…でしたよっ(笑)
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